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不安定な市況で暗号資産取引大会に参加するメリットとは?

初心者向け
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2023年3月1日

取引大会は勝つことだけが目的ではありません。出場すること自体に意義があります。他人と競い合うことによって、今の自分の実力がどの程度なのかを確認し、高めるという重要な意味もあります。利益よりも損失が発生する場面に出くわすことの多い暗号資産の弱気相場ですが、トレードのスキルを磨く場としては最適な機会とも言えます。さらに、暗号資産取引大会で得られる報酬は、暗号資産の冬を乗り切るのにも役立ちます。もちろん弱気相場でも収益をあげるチャンスはたくさんあるのでご安心を。暗号資産取引大会に参加する前に、大会の内容や大会参加のメリットをしっかり理解しておきましょう!

暗号資産の取引大会とは?

暗号資産の取引大会とは、取引所やその関連会社が主催するコンテストのことです。大会に参加するトレーダーたちは投資から得られるリターンを競い合い、全力を尽くします。 取引大会は、初期投資額や大会期間など、大会によって様々な条件が設定されています。

また、Bybitを含む複数の暗号資産取引所で大会が開催されており、取引大会の種類は主にライブ大会とデモ大会の2種類があります。 ライブ大会は実際の個人用取引アカウントと個人資産を使用し、デモ大会はデモ用アカウントを使用します。 

大会に各種参加条件が設けられていることもあり、アカウントに規定金額以上の残高を保有するなど、特定の条件を満たす必要があります。さらに、大会ごとにルールや受賞者の決定方法も異なり、大会によっては参加者が参加できる市場に制限が設けられている場合もあります。暗号資産取引大会で収益を最大化したいなら、実際の取引手数料を使用するかシミュレーションしてみるといいでしょう。

大会期間は、24時間から2週間以上にわたるものまで様々です。大会入賞者は多くの場合、現金または暗号資産を賞金として受け取れます。賞金については、日次賞金が発生するデイトレードのような大会タイプであったとしても、通常は大会終了時に配布されることがほとんどです。

不安定な市況で暗号資産取引大会に参加するメリット

弱気の市況では、多くの投資家が投資に対して消極的になっているかもしれません。暗号資産の冬相場ですでに大損してしまったという方、市場がさらに予想外の暴落をしてもっと多額の資金を失うことを懸念している方もいるでしょう。

しかしながら、このように悲観的な弱気相場であっても、利益を生み出しながら取引を楽しむ方法は必ず存在します。暗号資産取引大会はその一つです。エキサイティングな方法で思いがけない成功を掴むチャンスかもしれません! 以下では、暗号資産取引大会の主なメリットをご紹介します。

魅力的な報酬を獲得できる

“暗号資産の冬"と呼ばれる市況では、資産価値が通常より低くなり、市場に対して否定的な感情を抱きやすくなります。損失やリスクに対する恐怖心から、いつものようにトレードができなくなってしまうかもしれません。 

そんな時に、暗号資産取引大会で良い結果を残すことができれば、大きな自信につながる可能性があります。このような大会では複数の参加者に賞金が贈られるケースが多いため、参加することで金銭的な利益を得る機会を増やすことができます。さらに、暗号資産取引大会の賞金は弱気市場における取引損失の一部を相殺するメリットがある他にも、前向きな気持ちで取引を継続するためのモチベーションにつながります。

経験を積む

百聞は一見に如かず。インターネットなどで取引や戦略に関する知識を増やすことはできますが、実際に取引の経験を積むことも非常に重要です。ライブ取引では、自分の知識や戦略をその場で試せるのが最大の魅力です。こうした経験は今後の取引活動の指針として非常に役立ちます。弱気相場においても取引大会に参加して、理論に囚われすぎず現実にしっかりと目を向ければ、新しいチャンスを掴むきっかけとなるかもしれません。

取引スキルを磨く

新人トレーダーであっても、取引スキルと利益を向上する方法を常に模索しているプロトレーダーであっても、日々の鍛錬は必要不可欠です。取引スキルや戦略を向上すれば、自信も高めることができます。暗号資産の冬は誰しも自信を失いがちなので、大会に参加して自信を高めることで、感情に左右されず知識と経験に基づいて取引を行えるようになるはずです。

新しい取引戦略を模索する

過去の暗号資産取引大会における成績優秀者一覧を見ると、間違いなく、自分には真似できないような優秀な成績を収めている投資家がいるはずです。弱気相場において、多くの投資家は初期投資額の損失を少しでも抑えよと、小さな取引やリスクの低い取引を選択する傾向があります。しかし暗号資産取引大会なら、不必要に損失が発生する心配をする必要がないため、より積極的に自分の取引戦略を試すことができます。

自分のスキルを試す

自分のスキルが実際にどれほどリターンを生んできたのか、ご自身の実績を把握している方は多いでしょう。しかし、他のトレーダーと比較したことはありますか?暗号資産取引大会は、取引可能な市場や開始投資額など、多くの条件が設定されています。そのため、通常の取引に比べて大会での取引は他のトレーダーと自分との比較が容易になります。自分と同じ条件で参加している人たちと成績を比較して、自分の実力がどの程度なのかを知るには絶好の機会です。さらに、大会で優勝すれば大きな自信につながりますよね。

リスク管理戦略を見直す

リスクを管理して損失を軽減することは、市場環境にかかわらず、暗号資産の取引をする上で非常に重要です。それでも、自分の取引戦略が保守的すぎるのではないか、もっと新しい戦略に挑戦すべきではないかと悩むことがあるかもしれません。取引大会に参加すれば、普段は利用しないような戦略を試して、実際のリスクとリターンを確かめられます。また、暗号資産取引大会でさまざまなリスク管理戦略を試しながら、自分の戦略がどの程度通用するのかを他の人と結果を比較しながら知ることができます。

自分の取引戦略が通用するのか確かめる

ある取引戦略を確立して収益があげられるようになったあと、その取引戦略を応用して他の種類の暗号資産でも同じ結果を再現できるか試してみましょう。暗号資産取引大会では、さまざまなパラメータの下で自分の戦略を試せます。これにより、市場の低迷時や、その先にある強気市場でも利益を上げられるように、戦略を微調整する際の検討材料になるのです。

快適な環境から抜け出す

成功者ほど、快適な環境から抜け出すことが重要だと言います。慣れ親しんだものや既知のものから一度離れることで、新たな大きなチャンスと出会えます。これは、暗号資産の取引でも同じことが言えるでしょう。暗号資産取引大会なら、新しい取引戦略に挑戦し、マンネリ化した取引戦略をさらに向上させることができます。結果として、大会に参加すると、通常の暗号資産取引でも今まで以上に大きな成果を得られるようになります。

注目のBybit暗号資産取引大会

Bybitは近年、いくつかの暗号資産取引大会を開催してきました。これらの大会は、トレーダーが賞金を獲得しながら取引スキルを磨くことができる素晴らしい機会を提供してきました。さらに、大会で新しい戦略を試すことで、弱気相場においても他のトレーダーと戦略を比較し、スキルを磨くことができます。以下では、Bybitが最近主催した注目の取引大会をいくつかご紹介します。

WSOT

毎年恒例のWSOT(World Series of Trade)の2022年度大会は、再びBybitの主催で開催されました。大会のテーマは、「さらなる高みを目指せ」。WSOT 2022では、チーム戦、個人戦、スピードミッションの3種目が実施されました。チーム戦の賞金プールは600万USDT、個人戦の賞金プールは100万USDTが用意されました。また、スピードミッション競技の賞金プールは100万USDTが用意されました。さらに、大会を通じて40万ドル相当のBTCがユニセフに寄付されました。WSOT 2022には、世界182ヶ国から69,000人以上のトレーダーが参加しました。スピードミッションの競技については2022年7月22日に開催されました。WSOT 2022のその他の競技は、2022年6月27日~2022年8月1日まで開催されました。

2023 Trading Competition

2023 Trading Competitionは、2023年2月9日~2月28日まで開催されたデリバティブ取引大会です。この大会は「デリバティブウォレットに最低100 USDTを保有している」ことが参加条件でした。また、損益率とデリバティブ取引高の両方で競うルールでしたが、賞金を得るためには、大会期間中に最低5,000ドル以上のデリバティブ取引高を満たす必要がありました。この大会の賞金プールの総額は43,000 USDTで、そのうち23,000 USDTはデリバティブ取引高大会用に、残りの20,000 USDTは個人の損益率大会用に割り当てられました。2023取引大会の参加者は3,382名、優勝者は15名でした。

15-DAYS デリバティブ取引合宿

Bybit 15-DAYS デリバティブ取引合宿は、2022年12月15日~12月30日まで開催された15日間のデリバティブ契約取引大会です。この大会に参加するにはデリバティブのウォレットに200 USDT以上を保有している必要があり、賞金獲得条件としてデリバティブの合計取引高8万ドルを上回るルールがありました。ただし、優勝者は損益率に基づいて決定されます。 

賞金プールの金額は参加者数によって決定し、参加者数が1~5,000人の場合は最低4万USDTから、3万人以上の場合は最高20万USDTまでとなります。トーナメント終了後にアンロックされた賞金プールは12万USDTでした。大会には16,500人以上が参加し、そのうち962人が賞金を獲得しました。

10-DAYS デリバティブ取引合宿

Bybit 10-DAYS デリバティブ取引合宿は、「24時間大会」とも呼ばれています。10日間連続で24時間の暗号資産取引大会が開催されました。初日には22,300人以上の参加者があり、50名が賞金を獲得しました。賞金プールは1日あたり5,000 USDTが用意され、1日あたり20~1,000 USDTの賞金が優勝者に配布されました。優勝者は取引期間中の合計取引高に基づいて選出されるルールです。 

24時間以内に1万ドルを超える取引高を達成した参加者のみが賞金を獲得することができます。毎日異なる競技が開催され、参加者は参加を希望する競技と日程ごとに参加登録をする必要があります。10-DAYS デリバティブ取引合宿は、2022年10月31日~2022年11月9日まで開催されました。

ラストサマー取引大会

Bybitは、2022年8月17日から2週間にわたり、ラストサマー取引大会を開催しました。この大会では、10万USDTの賞金プールが用意されました。また、Bybitアカウントに少なくとも100 USDTを保有していることが大会の参加条件でした。この大会はUSDT無期限契約のみ取引可能で、最高個人損益率に基づいて勝者が決定します。この大会で賞金を獲得するには、最低取引高の条件を満たす必要がありました。2022年のラストサマー取引大会には、2,245人が参加しました。

まとめ

Bybitは、年間を通してさまざまな暗号資産取引大会を開催しています。これらの大会は、投資家たちが自分の戦略を試しながらスキルを磨き、さらには賞金を獲得し、その他さまざまなメリットを活用できる素晴らしい機会を提供します。Bybitが主催する取引大会に参加して、不安定な市況をチャンスに変えてみませんか?