Bybit(バイビット)MT4の便利ツール「ZigZag」とは?
BybitのMT4プラットフォームは、プロトレーダー並みの機能が満載の取引ツールです。多種多様なインジケーターや豊富な自動売買プログラム「エキスパートアドバイザー(EA)」に対応しており、トレーダーたちの心強い味方です。
この記事では、相場の変動を可視化する「ZigZag」(ジグザグ)の設定方法や効果的な使い方をご説明します。ZigZagとは、高値と安値を線で引くツール。ジグザグに線を引くことから、ZigZagと呼ばれています。
便利なツールなので、世界中で幅広く活用されています。なお、ZigZagはパソコン版でしか表示できず、スマホ版で利用できない点にご留意ください。
この記事の内容:
ZigZagの設定方法
他のインジケーターとの併用例
まとめ
ZigZagの設定方法
ZigZagの設定は簡単。「挿入」>「インディケータ」>「カスタム」>「ZigZag」の順に選択するだけ。1~2分で設定できます。
下図は、ZigZagを設定する前のBTCUSDTチャートです。上昇相場であることは分かりますが、高値と安値がどのように推移しているかは不確かです。
では、上図にZigZagを引くと、どうなるでしょうか。その結果が下図です。いかがでしょうか。小さなトレンドの転換点が見える化(可視化)されています。たとえば、チャート右端の12/19付近を見れば、12月以降に価格がジグザグに変動している市況が一目瞭然。高値と安値の値幅まで見えてきます。なお、右下の「Dec」は、December(12月)の略です。
他のインジケーターとの併用例
MT4の醍醐味は、多種多様なインジケーターを併用できる点です。インジケーターとは、市場の状況を分析するためのツールです。インジケーターの種類は非常に多く、その組み合わせは数えきれないほどです。Bybit記事「暗号資産取引のためのMT4インジケーター10選」も参考にしてみてください。
たとえば、下図は、ZigZagにボリンジャーバンドとRSIを追加したチャートです。相場の変動幅を示すインジケーターを2つ追加したことで、現状を客観的に把握しやすくなっています。
チャートの右端では、ボリンジャーバンドの+2σに近づいており、RSIは「買われすぎ」を示す70の手前まで上昇しています。
今回併用したインジケーターの説明:
ボリンジャーバンド:
通貨の勢いの変化や反転の目安、方向性を見る指標。移動平均線とその上下に標準偏差からなる線を追加したもの。統計学上、+2σと-2σの間に95.45%の確率で収まるとされている。詳しくは「ボリンジャーバンドとは&仮想通貨取引でボリンジャーバンドの使い方?」をご覧ください。
RSI(相対力指数):
「買われすぎ」か「売られすぎ」かを判断するための指標。0~100の数値で表され、一般に70~80%以上で「買われすぎ」、20~30%以下で「売られすぎ」と判断される。詳しくは「過剰買い vs 過剰売り シグナル:違いとは?」をご覧ください。
まとめ
この記事では、ZigZagの基本的な設定方法や使い方をご案内しました。ご紹介したインジケーターの併用例は、ほんの一部です。色々なインジケーターを試してみて、自分の運用スタイルに合う組み合わせを見つけましょう。以下のBybit記事も参考にしてみてください。
初心者向けのBybit記事:
MT4での仮想通貨取引
インジケーター