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2024年の強気相場に備える:注目の主な仮想通貨トレンドとイベント

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6 Th01 2024
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2023年は仮想通貨にとって、刺激的な瞬間もあればそうでない瞬間もある、波乱に満ちた年となりました。今後の仮想通貨の展開を予測することは困難ですが、2024年を迎え、エキスパートらは特定のトレンドや予定されているイベントから、強気相場になることを予想しています。しかしながら、確実なことを言うには時期尚早です。

デジタル通貨の未来を形作る重要なトレンドや動きを以下にご紹介します。

この記事のポイント

  • 2024年4月に行われることが予想されている次のビットコインの半減期では、受け取るビットコインの数量が減少し、その資産価値が上昇する可能性があります。しかしその影響は、市場センチメントやマイニングコンテストにより予測不可能です。

  • イベント、新たなルール、技術的変化は仮想通貨市場に多大な影響を与え、人々の投資に対する認識を変え、金銭的な利益や損失を決定する可能性があります。

  • 市場の上昇に備えるには、綿密なリサーチを行い、ポートフォリオを多様化し、Bybitステーキング商品を活用することが重要です。

2024年において、仮想通貨が強気相場となる見通しである理由

2024年において、仮想通貨の今後は有望である見通しです。主な理由の1つとして、まずビットコイン現物ETFが承認される可能性があります。米国証券取引委員会(SEC)は、BlackRockやその他の主要な事業体による現物ビットコインETFの申請に関する決定を、2024年1月10日に延期しました。ビットコイン現物ETFではデジタルウォレットを持つ必要がなく、より多くの投資家にとってビットコインへの投資が容易になるため、その需要と資産価値が高まる可能性があります。

今年の4月に行われることが予想されるビットコインの半減期イベントにより、ビットコインはより希少かつ貴重になる可能性があります。このイベントはおよそ4年に1回行われ、ビットコインの新規発行量が半分になるため、ビットコインの価格が上昇する可能性があります。

また、仮想通貨の規制についての関心が高まっています。今年、アメリカ合衆国議会やその他の規制当局により法律が整備されれば、仮想通貨の世界にさらなる安定性と信頼性がもたらされ、投資家が保護され、技術革新と受容が促進される可能性があります。

関連資料:ブラックロックビットコインETF:その中身とビットコイン価格への影響

米国の利上げの終了が仮想通貨に与える影響

Fedは利上げを据え置きにしており、2024年に利下げを行うことを検討しています。この動きは、仮想通貨市場にいくつかの点で影響する可能性があります。まず、仮想通貨や関連する株式などの高リスク資産は従来の投資対象よりも高いリターンを期待できるため、これらに対する関心が急激に高まる可能性があります。ビットコインETFへの注目度の高さや、今後行われる半減期により、こうしたトレンドはさらに強まるでしょう。

しかし、国債などのリアルワールドアセットは利率が低く、魅力的に映らないため、そのトークン化に対する動きは減速する可能性があります。投資家は、仮想通貨を使用してレンディングや借入を行うことでより高いリターンを得られる分散型金融(DeFi)プラットフォームに関心を向ける可能性があります。

一般的に、金利が低い方が仮想通貨市場にとって好ましいと言えます。特に仮想通貨は、供給量が少なく、中央当局に支配されていないことから、インフレや通貨の切り下げから資産を保護する方法とみなされることがあります。このセンチメントにより、低金利の環境において仮想通貨は魅力的に映ります。

仮想通貨に変革をもたらす主なイベントとトレンド

マクロ経済的な要因や業界的な要因に加え、特定のイベントやトレンドが2024年の仮想通貨市場に影響する可能性があります。

  1. ビットコインの半減期

ビットコインの半減期はおよそ4年に1回発生し、ビットコインの新しいブロックのマイニング報酬が半減します。次の半減期は2024年4月に行われることが予想されています。このイベントは、ビットコインの需要と供給に大きく影響し、したがってその価格に影響するため重要です。

過去には、半減期の後に新しいビットコインの供給が減少し、ビットコインが貴重となったため、ビットコインの価値が上昇しました。しかし、今回の半減期において何が起こるかを正確に予測することは、マイニングの難しさやハッシュレート、市場センチメント、他の仮想通貨との競争などの要因により難しくなっています。

  1. Circle IPO

Circle Internet Financial, LLC(USDCステーブルコインの発行体)は、取引、レンディング、借入、ステーキング、資産運用サービスを提供する仮想通貨プラットフォームです。ブルームバーグのレポートにより、この会社が2024年に公開会社となることを検討している旨が明らかになり、つまり公的に取引されるようになります。この動きは、他の仮想通貨よりも安定性の高い、仮想通貨のステーブルコインの普及を促すことを目指しています。

この広く期待されている株式公開は、仮想通貨の世界にさらなる信頼性と可視性をもたらし、Circleのプラットフォームにより多くの投資家と利用者を引き込むことが予想されます。しかし、株式公開は、規制精査、市場ボラティリティ、他のプラットフォームとの競争などの困難を伴います。

  1. ETH Dencun

イーサリアムのDencunは、そのネットワークがより迅速かつ安全で、環境に優しくなるようにするための大型アップグレードです。2024年4月上旬のローンチが予定されているこのアップグレードでは、レイヤー2のロールアップ手数料を削減し、利用可能なデータストレージスペースを拡大する「Proto-Danksharding」が導入されます。アップグレードが成功した場合、Dencunはイーサリアムを利用者にとってより効率的かつ手頃にするだけでなく、エネルギー消費も削減します。

とはいえ、このアップグレードには課題もあります。たとえば、複雑な設計や、開発者とコミュニティとの間の効率的な協調とコミュニケーション、テスト段階やデプロイ段階においてバグや脆弱性が見つかる可能性、仮想通貨市場の予測不可能かつ変動の激しい性質などがあります。

  1. FTX事件の解決

2022年、人気の仮想通貨取引所であったFTXが破綻し、刑事事件に発展しました。個人や他の会社、政府機関が、FTXを相場操縦、詐欺、マネーロンダリング、不正競争、証券取引法違反の容疑で告発しました。これらの刑事事件の結末によっては、デジタル通貨の規制や運営、人々による売買のしかたに大きな影響が及ぶ可能性があります。

  1. 仮想通貨イベント

仮想通貨イベントは、仮想通貨に関心を持つ人々が、仮想通貨業界に関する経験や見識、考えを共有する集まりです。こうしたイベントは、オンラインとオフラインの両方で行われ、公式の場合も非公式の場合もあります。取り扱うトピックには、技術、ビジネス、教育、エンターテインメントなどがあります。

2024年における最も注目すべきイベントには、世界最大かつ最も影響力の高い仮想通貨会議であるConsensus、年1回のイーサリアム開発者会議であるDevcon、2024年で一番最初に開催される年1回のビットコインイベントであるBitcoin 2024があります。仮想通貨イベントは、仮想通貨の創業者、開発者、投資家、銘柄、政策立案者などのつながり作りや、新たな学び、協働による新たなアイデアの創出などに役立つため、業界にプラスの影響を与えます。

  1. 機関投資家の参入

機関投資家による仮想通貨への参入は、企業、銀行、政府などの大規模かつ確立された組織が、仮想通貨の利用を拡大する場合に起こります。このトレンドは、2024年も続くことが予想されます。

これらの組織は、仮想通貨のエコシステムにより多くの資金を投入し、流動性と市場の安定性を高めるため、仮想通貨にとってよい動きとなります。組織による仮想通貨への関与は、組織の活動をサポートするために関連するインフラの成長を促します。カストディソリューション、取引所、コンプライアンスの枠組みは引き続き進化し、信頼性がより高まり、参入がより進むでしょう。

関連資料2024年における仮想通貨の最大の保有者は?

  1. 仮想通貨の規制

仮想通貨の規制は、人々によるビットコインやイーサリアムなどのデジタル通貨の利用を規制するルールや基準です。こうしたルールは、税制、ライセンス、報告、特定のガイドラインの遵守などを定めます。仮想通貨に関する規制は、業界に明瞭性や安全性をもたらし、利用者にインセンティブを提供することで業界の成長を助ける場合もあれば、障壁や罰則を設けることで仮想通貨の利用を難しくする場合もあります。

2024年に設けられる可能性のある仮想通貨のルールの例として、米国政府が制定する、いわゆる仮想通貨課税公正法があります。これにより、小規模の暗号通貨取引についてキャピタルゲイン税を支払う必要がなくなります。欧州連合は、仮想通貨市場(MiCA)規制を施行する可能性があり、これは欧州連合内のすべての国に適用される一連のルールを策定します。しかし、マイナス面として、中国政府は国内におけるすべての仮想通貨に関する活動(マイニング、取引、保有を含みます。)を禁止しており、引き続きこうした姿勢を堅持する可能性があります。

  1. NFTとWeb3のOrdinalsの復活

非代替トークン (NFT)は、アート、音楽、不動産などのデジタルコンテンツの所有権を、その作成者が主張できるデジタル資産です。これらのユニークなデジタルトークンは、人々によるデジタル資産の所有や評価を再構築し、今後数年で主流になると考えられます。

NFTの資産価値は、2021年から2022年のブームの後に急落しましたが、特にビットコインネットーワークでNFTが復活する可能性が報道されています。ビットコインは、NFTにとって人気の高いプラットフォームとなり、日次取引量は急増しています。これらのOrdinals(ビットコインネットーワークのNFT)は、その日次取引量が急増しており、2023年12月において3,600万ドルの取引高を記録しました。NFT市場における競争力や技術革新の高まりを受けて、仮想通貨およびWeb3空間は今年、刺激的な変化を遂げることが期待されます。

  1. ビットコインマイニング

ビットコインマイニングは、複雑な数学的問題を解くことで新しいビットコインを得るプロセスです。また、このプロセスはビットコインネットワークを保護し、取引を検証します。しかし、マイニングには多くの電力と計算能力が必要なため、環境と仮想通貨の未来の両方にとって問題となり得ます。

これらの懸念に対処するため、多くのマイナーが、風力、太陽光、水力発電などの再生可能エネルギー源を利用して、マイニングを行うための電力を生成しています。マイナーによっては、ビットコインのマイニングにストランデッドガスという原油やガスの副産物を利用して、廃棄物や汚染を削減しています。こうした取り組みにより、環境に優しいビットコインのマイニングが行えるようになり、仮想通貨の持続可能な未来に貢献します。

予測される強気相場に備える方法

多くのエキスパートが、2024年は仮想通貨にとって重要な年であるため、仮想通貨の資産価値が大きく上昇すると予測しています。しかし、仮想通貨への投資にはリスクが伴うため、しっかりとした準備と明確なプランの策定が重要です。

そうした準備のためのヒントを以下にご紹介します。

  • リサーチを終えるまで投資しない:他人の意見を信用することは簡単ですが、ご自身で事実や情報源を確認しましょう。仮想通貨空間における最新のニュースや進展を常にチェックしましょう。投資決定を行う前に、リスクとメリットを天秤にかけるようにしましょう。

  • 投資対象を多様化する:すべての資金を仮想通貨に投資することは避けましょう。そうではなく、投資対象をビットコイン、アルトコイン、DeFi、NFTなど、異なる種類に広げましょう。また、取引、レンディング、借入、ステーキング、資産運用など、多様な戦略を採用しましょう。このアプローチは、リスクを低減し、利益を得る機会を拡大するのに役立ちます。

  • Bybit資産運用商品の利用を検討する:予測されるビットコインの強気相場に備えてBybit資産運用商品やビットコイン関連の商品を利用することで、仮想通貨資産を拡大し、市場リスクをヘッジできます。Bybitは、幅広い仮想通貨商品やサービスを提供する、信頼できるプラットフォームです。利用可能な商品の一部を以下にご紹介します。

  • Bybitステーキング:高い年間利回りが保証された「積立ステーキング」と「定期ステーキング」によって、ビットコインを入金できます。この方法により、遊休資産から安定した利回りを受け取れ、お好きなタイミング(積立ステーキングの場合)で、またはプランの終了時(定期ステーキングの場合)に出金できます。

  • 流動性マイニング:BybitのBTC/USDT無期限契約市場に流動性を提供し、取引手数料から利回りを受け取れます。レバレッジを活用してプールのシェアを拡大し、潜在的な利回りを最大化できます。この商品は、長期利回りを求める投資家や、DeFiを好む投資家に適しています。

  • デュアル資産投資:この短期取引ツールは、ご自身の市場観測に基づき、押し目買いや戻り売りができるツールです。より高い利回りでUSDTやBTCを蓄積し、自動再投資機能を利用してリターンを複利運用できます。この商品は、USDTやBTCの保有に抵抗がなく、より高い利回りの受け取りを希望し、市場の低迷時にアルトコインを蓄積したい利用者に最適です。

市場の動きが不利に働いた場合

仮想通貨投資は、ボラティリティが高いことで知られています。しかし、十分なプランの策定とヘッジを行い、こうした変動に対処する戦略を正しく実施することは効果的です。Bybitは、仮想通貨投資のプランを事前に策定できるよう、一連の商品やサービスを提供しています。 以下の商品の利用をご検討ください。

Bybitボラティリティ投資:この非元本保証型の短期仕組商品は、BTC価格が事前に設定した価格範囲を超えた場合に支払いを受けられます。短期的なリターンを求め、市場の強い値動きを予想するトレーダーにぴったりです。変動の激しい市場での急騰に対するヘッジやレバレッジとしても利用できます。

Bybit取引ボット:仮想通貨の取引ボットは、自動化されたコンピュータープログラムで、「安く買って高く売る」の実現に役立ちます。取引ボットは、あらかじめ定めた価格範囲と間隔で買い注文や売り注文を発注し、価格変動から利益を獲得します。ボラティリティが高く、24時間365日動き続けている仮想通貨市場では特に有効です。

  • 先物取引ボットまたは現物取引ボット:これらのボットは、あらかじめ定めた価格範囲と間隔でロングポジションやショートポジションを発注するために設計された自動取引戦略を使用します。どのような市況でも利用できます。

  • 先物マーチンゲールボット:Bybit先物マーチンゲール取引ボットは、従来のマーチンゲール戦略の基本原則に基づいて構築されています。市場価格が特定の割合まで上昇または下落した時点で、ボットは自動的に追加注文を出します。この注文は事前に定められた倍数を前回発注額に乗じた金額で執行されます。これは平均参入価格を改善するための戦略的アプローチの一環です。

  • Aurora AIボットBybit Aurora AIは、人工知能を利用して過去の市場データを分析します。7日間にわたるバックテスト分析により、利回り、アービトラージ頻度、その他の重要な要因に基づく最適な戦略パラメータが特定されます。次に、Bybit Aurora AIは、インテリジェントなパラメータ戦略を策定し、お客様の取引プロセスをシンプルにします。戦略には、「高利回り」「安定」「高頻度」の3種類があります。それぞれ、異なる取引設定と目標に合わせた内容となっています。

Bybitオプション:オプション取引は、リスクを管理しながら市場変動から利益を得たいと考えている投資家が好む投資戦略です。たとえば、仮想通貨オプションでは、所定の期間内(所定の満期日まで)に所定の価格で資産の購入または売却ができます。

Bybitの統合取引アカウント(UTA)と組み合わせることで、トレーダーはアカウントを別のデリバティブ商品と分ける必要なく、ポジションをヘッジしやすくなるため、マージンは、リスクの相殺に追加の資本を要しません。

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おわりに

2024年は、仮想通貨に関心を持つ人々にとって刺激的かつ不確実な年になるでしょう。ビットコインの半減期などの重要なイベントは、さまざまな方法で市場に影響する可能性があります。

市場の上昇を予測する人もいれば、下降を予測する人もいるため、注意が必要です。仮想通貨への投資を希望する場合、まずご自身でリサーチを行うことが重要です。また、異なる種類の仮想通貨に資金を投資したり、異なる投資戦略を採用したりするのもよいでしょう。Bybitのようなプラットフォームは、資産を運用し、市場の急激な変動からお客様の投資対象を保護する方法を提供しています。

仮想通貨空間は絶え間なく変化しており、投資家は常に情報をチェックし、柔軟である必要があります。新たな金融の世界で成功するには、新しい状況に適応し、起こり得る出来事に備えることが大切です。

#TheCryptoArk #Bybit